のら印BLOG

野良猫のように街を探索し、楽しさを発見するブログ

2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧

将軍邸裏にあった立売の辻と西陣を横断する上立売通・京都市上京区

京都市上京区の寺町今出川交差点に、「慶應四辰年」と刻まれた大原口道標があります。 ここから、南北の通りである寺町通を少し北へ。 本満寺を過ぎたところから、西に向けて一本の道が始まります。 ここが、今回歩く上立売通のスタート地点。 通りは、室町…

外海にある潜伏キリシタン集落とドロ壁の教会堂・長崎市

長崎市の北西部にある、五島灘に面した外海(そとめ)と呼ばれる地域に来ました。 ここは、遠藤周作の小説『沈黙』の舞台にもなった、潜伏キリシタンの集落があるところです。 青い海の向こうには、見えてはいませんが、やはり多くの潜伏キリシタンが暮らし…

石畳の旧居留地洋館群と大浦天主堂・長崎市

前回訪問した長崎にある唐人屋敷から、南西に坂を登ります。 長崎は、石畳の坂と、石碑と、そして猫の街。 何しに来たの、と猫さんが問いかけてきます。 こちらは、C・M・ウィリアムズ宣教師館跡。 ウィリアムズは、幕末に来日した米国人宣教師で、この地に…

出島から唐人屋敷へ・鎖国日本の窓としての長崎

長崎市江戸町のかつて県庁があった辺りに、「南蛮船来航の波止場跡」の碑があります。 戦国時代のこの場所は、長い岬の先端にある波止場になっていて、ポルトガル船が来航していたらしい。 少し東には、日本にキリスト教を伝えたイエズス会の本部跡もありま…