のら印BLOG

野良猫のように街を探索し、楽しさを発見するブログ

北九州のら歩き・博多

こんにちは、のら印です。

JR小倉駅からお得な2枚切符を購入し、特急ソニックで午後から博多に来ました。

地下鉄で祇園に移動し、せっかく博多に来たのですから、夕飯には少し早いですが豚骨ラーメンをいただくことにしました。

入ったのは、国体道路沿いにある長浜ナンバーワン祇園店さん。

昭和46年創業で、屋台発祥の老舗ラーメン店とのことです。

カウンター席に座り、煮たまごらーめんをかためで注文。

ん、豚骨ラーメン店特有の「あの匂い」が気になりません。

スープを口にすると、何とも軽やかで、やさしい味わい。

うまい、さすが本場。

最近は、清湯系のラーメンをいただく機会が増えていましたが、豚骨系でもこれはありだと思いました。

 

腹ごしらえをすませて、国体道路を中州方向に西に進みます。

有名な「かろのうろん」の脇から、櫛田神社門前の小路に入ります。

距離は短いですが、細い小路の両側に飲食店などが並び、雰囲気がありますね。

そして、櫛田神社をはいったところに奉納されている山笠の飾り山を見学。

実物は、こんなに背が高いものなのですね。

 

櫛田神社の門前からは、140年以上の歴史があり、400mもアーケードが続く川端通商店街

道幅も広く、アーケードも高く、賑わっていて、活気のある商店街のようです。
入ってすぐ右手に、博多通りもんのお店、明月堂を発見。

思わず、買って食べてしまいました。

福博であい橋那賀川を渡り、天神中央公園に入ると、良さげな近代建築があるではありませんか。

こちらは旧福岡県公会堂貴賓館。

1910(明治43)年に建てられています。

設計者は、福岡県の土木技師であった三條栄三郎。

一見、石造のようにも見えますが、木造の2階建て。

フレンチルネサンス様式の建築だそうです。

左端にある八角形の塔屋が印象的でした。

 

さらに天神橋を渡ると、赤煉瓦造の見事な建築が見えてきます。

この建物は、福岡市赤煉瓦文化館。

1909(明治42)年に、日本生命保険株式会社九州支店として建てられています。

先ほどの旧福岡県公会堂貴賓館と、ほぼ同時期に建設されたようです。

設計者は、東京駅や大阪市中央公会堂などで知られる日本近代建築の父・辰野金吾です。

イギリスのクイーン・アン様式を、辰野が独自に応用した様式のようです。

赤煉瓦の壁面を、何本もの白い花崗岩の帯で装飾しているのは、いかにも辰野金吾という感じなのですかね。

それにしても、デコラティブな中央塔屋上のドームは、際立っていますね。

内部も、外観に見合う華やかさ。

こちらは、2階の診査室です。

一支店にこのような豪華な建築を使用するとは。

明治の保険会社の力量をみる思いがします。

 

このあとは、天神で定番の屋台見学をしつつ、宿へと向かいました。

 

翌朝です。

海辺の町にきているのですから、朝から新鮮な魚が食べたい。

と向かった先は、長浜鮮魚市場。

市場に隣接して、13階建ての市場会館があります。

平日は、セリの様子なども見せていただけるようですが、この日は1階の飲食店のみの営業でした。

1階には、魚料理の6店舗と、中華料理の1店舗が並んでいます。

その中で、博多魚がし市場会館店へ。

海鮮丼は、第1回全国丼グランプリ海鮮丼部門で金賞を受賞しているとのこと。

日本語ペラペラの南アジア系?のお兄さんが、注文をとってくれました。

新鮮なタイにブリにマグロの中落ちがしっかり乗っています。

一品として郷土料理おきゅうと、あら汁もついている。

これにテーブル備え付けのゴマだれをたっぷりかけて食べました。

どれもこれもおいしい。

これで650円とは、そりゃ金賞も受賞するわなという感じでした。

 

さて、腹ごしらえもできたので、門司港へと向かいます。