のら印BLOG

野良猫のように街を探索し、楽しさを発見するブログ

建築さんぽ

戦災をまぬかれたモダン建築パラダイス・大阪中之島

京阪電車中之島線で、大阪市北区にある渡辺橋駅に来ました。 堂島川と土佐堀川にはさまれた中之島は、大阪市役所や中央公会堂などのある大阪市の中枢であるとともに、水の都・大阪を代表する美しい中州です。 かつて戦災によって焼野原となった大阪ですが、…

「白砂が積もる白川」を志賀越道からたどる・京都市

京都に、白川という川があります。 比叡山麓から生じ、東山近くを北から南へと向かう、ささやかな流れです。 下流のこの風景をみれば、ドラマや映画で良く使われるあの川かと、思い出していただけるかも知れません。 この川は、その名のとおり、川底の白さが…

滑石越で山科から九条湯カフェへ・京都市

良い天気なので、京都市の山科盆地から自転車で東山を越え、南区にある九条湯カフェを目指します。 途中、10月に西京区から京都駅東側に移転予定の、京都市立芸術大学の様子も見てみようと思います。 滑石新大石道の交差点。 山科盆地から京都盆地に入るに…

かつてのメインストリートに建ち並ぶ近代建築群・京都三条通②

前回から、京都で近代建築が数多く見られる三条通へ来ています。 寺町三条をスタートし、烏丸三条周辺を目指して西へ進んでいるところです。 高倉三条の北西角に、煉瓦造の重厚な旧日本銀行京都支店がありました。 現在は、京都文化博物館の別館として公開さ…

かつてのメインストリートに建ち並ぶ近代建築群・京都三条通①

今、京都の東西の通りでメインストリートにあたるのは、大丸京都店や京都高島屋があり祇園にもつながる四条通ではないでしょうか。 しかし、明治末に四条通の幅が広げられて市電が開通するまでのメインストリートは、銀行などが建ち並ぶ三条通でした。 寺町…

湧水のある高架下商店街と清水栄二の建築・神戸御影

阪神電車で、酒どころでもある神戸市東灘区に来ました。 御影駅の駅前には、「澤之井の地」と書かれた碑があります。 ただの石碑ではなく、碑の上部からは水が湧いています。 駅を南側に出て阪神電車の高架下を覗くと、きれいに整備された「沢の井」も。 御…

中世の灯りを支配した小さな町と山荘美術館・京都大山崎

大阪府との境に近い京都府大山崎町に来ました。 こじんまりとしたJR山崎駅。 後方の山は、天王山になります。 駅前には、「天下分け目の天王山 山崎合戦のまち」との碑もありました。 少し西側には、「山崎駅跡」の説明版と発掘調査跡も。 この「山崎駅」…

江戸時代の町場を今にうけつぐ商店街・豊中市岡町

阪急宝塚線で、大阪府豊中市にある岡町駅に来ました。 東口を出ると、駅に面したところから、もう岡町商店街が始まっています。 背後から神社のクスノキが、覆いかぶさるように伸びています。 商店街のすぐ横には、ユニークな形状の石碑。 基壇部には、「江…

元キリスト教会のカフェとムスリムモスク・神戸中央区

国際色の豊かさがみなぎる港町神戸に来ました。 阪神電鉄神戸三宮駅と春日野道駅のあいだに、旧西国街道の石碑があります。 ここから今回はスタートします。 石碑のすぐ前に、黄色い良く目立つ「大安亭(おおやすてい)市場」の看板があります。 市場のアー…

昔の水路と共存する街道の商店街・寝屋川市

京阪電車で寝屋川市駅に来ました。 駅前を寝屋川が流れています。 さほど広い川ではありませんが、市の名前になっているくらいですから、この地域にとっては重要な役割を果たしてきたのでしょう。 寝屋川にかかる外島橋を渡ると、すぐにアーケード商店街にな…

大阪にもある旧居留地の名残り・西区川口

幕末以降の日本が、安政の五カ国条約によって外国人居留地を開いた都市としては、横浜や神戸、長崎が良く知られています。 しかし、東京とともに大坂にもまた、居留地は置かれました。 今回は、大阪市西区川口に残された、旧居留地の跡を訪ねてみます。 大阪…

忘れられた首都・伏見城の遺構をたどる②

前回は、豊臣秀吉と徳川家康の時代に政治首都であった京都伏見の町で、伏見城の遺構をたどりました。 今回は、その城下町を見てみます。 木幡山伏見城の大手門から西へつづく大手筋。 そこにある大手筋商店街のアーケード内から、城の方面を望みます。 城の…

忘れられた首都・伏見城の遺構をたどる①

京都にある伏見の町です。 あちこちに酒蔵が並んでいます。 伏見の町は、現在では京都市伏見区となっていますが、近世においては豊臣秀吉によって整備された京都の南隣にある城下町でした。 伏見の城では、豊臣秀吉が1591(文禄元)年から没する1598…

京都のヴォーリズ建築③【左京区編】

こんにちは、のら印です。 京都に現存するヴォーリズ建築を、エリア別、年代順に整理しています。 3回目の今回は、左京区を見ていきます。 【京都大学YMCA会館】 左京区の吉田牛ノ宮町にある京都大学YMCA会館です。 1913(大正2)年竣工の煉瓦造・木造…

京都のヴォーリズ建築②【上京区・北区編】

こんにちは、のら印です。 京都に現存するヴォーリズ建築を、エリア別、年代順に整理しています。 今回は、その2回目。 上京区・北区のエリアを取り上げます。 【京都バプテスト教会】 上京区の河原町通丸太町上るにある、日本バプテスト同盟の京都バプテス…

京都のヴォーリズ建築①【中京区・下京区編】

こんにちは、のら印です。 京都に現存している大好きなヴォーリズの建築を、エリア別、年代順に整理しておこうと思います。 その1回目として、商業地区である中京区・下京区エリアをとりあげます。 ウィリアム・メレル・ヴォーリズは、1905(明治38)…

良き「昭和」で時がとまっている下町・大阪西天下茶屋商店街

こんにちは、のら印です。 大阪市西成区の西天下茶屋商店街を訪ねてみました。 西成区には、よく「ディープ」と表現される商店街がたくさんありますが、それは昔の懐かしい時間がとまっているかのように、人の情感とともに残されているということかもしれま…

神戸西元町からレトロなビルを訪ね歩く~栄町通・乙仲通界隈~

こんにちは、のら印です。 阪神電車を利用して、西元町駅に来ました。 神戸元町といえば、幕末の開港時より海外の文化をとりいれつつ発展し、旧居留地を中心に明治や大正頃の異国情緒あふれる建築が多いことで知られています。 そんな中で、旧居留地ではなく…

京・旧街道の痕跡をたどる【東海道編③ 山科から大津】

こんにちは、のら印です。 京都三条大橋から旧東海道の跡をたどっています。 前回は、日岡峠を越えて、山科の奴茶屋跡まで来ました。 今回は、ここから大津札ノ辻をめざします。 山科駅前にある旧東海道の案内板のところからスタートです。 街道沿いでは、店…

京・旧街道の痕跡をたどる【東海道編② 蹴上から山科】

こんにちは、のら印です。 京都を起点とする旧東海道の跡をたどっています。 前回は、三条大橋を出発して蹴上までの行程でした。 今回は、蹴上の坂を登ったところにある日岡(ひのおか)峠越えからスタートします。 写真は、九条山付近の日岡峠です。 旧東海…

京・旧街道の痕跡をたどる【東海道編① 三条大橋から蹴上】

こんにちは、のら印です。 京都を起点とする旧街道をたどってみようと思います。 今回は、三条大橋から旧東海道の痕跡を探してみました。 三条大橋は、江戸時代に東海道五十三次の西の起点とされた橋です。 まだ改装中でしたが、新しい木の香りを放っていま…

小関越えで三井寺境内の蕎麦をいただく・京都山科から大津へ

こんにちは、のら印です。 京都市の山科から、小関越え(こぜきごえ)を自転車で走り、滋賀県大津市にある三井寺(園城寺)の敷地内にある「開運そば」をいただくことにしました。 普通、京都市内から大津へは、国道1号線で逢坂越え(こちらは大関越え)を…

北九州のら歩き・門司港のレトロは掛け値なし

こんにちは、のら印です。 今日は、JRで博多から門司港へやってきました。 門司港レトロを観光の看板にしているだけあって、プラットホームから趣きがあります。 駅舎は、さらにすごいです。 1914(大正3)年にできたものを、保存修理により、もとの姿…

北九州のら歩き・博多

こんにちは、のら印です。 JR小倉駅からお得な2枚切符を購入し、特急ソニックで午後から博多に来ました。 地下鉄で祇園に移動し、せっかく博多に来たのですから、夕飯には少し早いですが豚骨ラーメンをいただくことにしました。 入ったのは、国体道路沿いに…

北九州周辺のら歩き・下関唐戸

こんにちは、のら印です。 フェリーで新門司港に到着後、最北端の門司港にやってきました。 まずは、関門海峡をへだててすぐ向こうに見える、対岸の下関唐戸に出かけてみます。 対岸へは、地下トンネルを歩くという方法もありますが、ここは駅から3分ほどの…